新卒の年収について解説しています。ぜひごらんください。
企業規模別新卒の年収
学校を卒業しての始めての給料、初任給はとても嬉しいものです。
初任給でお世話になった両親などへプレゼントを買う人も多いのではないでしょうか。
ところで、新卒での初任給は一体どれくらいでしょうか。
データは少し古いですが、企業規模別に調査した結果によると、以下のようになっています。
平成14年度の調査で、大企業では19万7千円、中企業では19万5千円、小企業で18万9千円でありました。
思ったより、企業規模での初任給の差は少ないように感じます。
しかし、企業規模によってボーナスに差が出てくるので、年収にはもう少しの差が生じてくるでしょう。
新卒での年収は300万円〜340万円と聞きますが、これは大企業クラスの数字のようです。
中小企業では、300万円以下のところが多いようです。
新卒の年収以外の就職先の決め方
新卒の初任給は、勤務する地域や企業規模にもよって変わってきますが、平均的に見ると月給20万円前後といったところでしょう。
20万円×12ヶ月+ボーナス30〜50万円×2で年収300万〜340万円くらいが平均的な数値のようです。
就職活動をして、内定をいくつか貰った場合は、新卒での年収も気になる項目でしょうが、その他にも、昇給に関してや、残業に関して、労働組合の有無や、福利厚生の内容、年間休日数など検討すべき項目は沢山あります。
例えば、初任給が高くても残業が多く、しかも残業代が全てつかない会社も多くあります。
逆に、基本給は安いけれども、残業代がきちんとつき、残業代とあわせれば月給が高くなるような場合もあります。
その企業に勤務している先輩に話を聞けるようならば、一番それが参考になるでしょう。
男女別の差
男女平等の時代といえども、収入には男女差がまだまだあります。
新卒の年収の場合はどうでしょうか。
大卒の初任給で見た場合、男性19.88万円に対し、女性は19.14万円でした。
男性を100とした場合、女性の初任給は96.3で、男性より女性の方が約4%少ない計算です。
これを年収で換算してみると、男性が240万円の場合に、女性は約230万円と、約10万円の差になります。
こうした新卒の収入の男女格差は、業種によっても異なります。
男性を100とした場合の女性の初任給は、医療福祉計では105.2と女性のほうが高く、情報通信業は99.4とほとんど男女差がありません。
逆に教育・学習支援業は93.9、金融・保険業が94.4と男女差が大きくなっています。
業種別の学歴の差
新卒の年収は、学歴によっても業種によっても左右されます。
しかし、学歴による差の大きさは業種によって違いがあります。
大卒と大学院(修士課程)卒の場合を例にとると、大卒を100とした場合の大学院卒の初任給は、金融・保険業が123.4、卸売・小売業が120.6となっています。
つまり、これらの業種では、大学院卒は大卒の2割増しの年収となるわけです。
新卒の場合は修士過程まで出ていた方がかなり有利です。
逆に、大卒と大学院卒の初任給にほとんど差がないのは、医療・福祉業で、わずか1.2%しか差がありません。
医療・福祉業界は初任給も低く、給与水準がかなり抑えられているようです。
業種別の差
新卒の年収は、業種によっても差があります。
大卒新卒の初任給で見てみると、平均が19.58万円に対し、情報通信業が20.50万円、教育、学習支援業が20.04万円、製造業が19.91万円と、これらの業種が初任給が高いという結果でした。
最近は、団塊世代の大量退職などで人材不足になった企業が、より良い人材を確保しようと初任給を引き上げているケースが多いようです。
一方、初任給が低かったのが、金融・保険業の18.51万円、医療・福祉の18.6万円、卸売・小売業の19.73万円、などでした。
ただし、金融・保険業は、初任給は低いものの、他の業種に比べ年収アップ率が高くなっています。
学歴の差
一口に新卒の初任給といっても、どの学校を卒業したかで初任給が異なります。
2008年の場合で見ると、大学院修士課程卒業の場合で約22万円、大卒が約20万円となっています。
高等専門学校卒は約18万円、短大卒で約17万円、高卒の場合は約16万円となっています。
つまり、学歴が高ければ高いほど、初任給が高くなるわけです。
これを年収に換算すると、大卒と短大卒の差が約40万円、大卒と高卒の差は、50万円以上になります。
ちなみに、アメリカの場合は、日本よりも収入の差が大きく、新卒の年収の平均は、高卒で約275万円、大卒で536万円、大学院卒で653万円、となっています。